たかが風邪でも、その人その人で、風邪のときに出やすい症状が異なったり、咳が長引いたり、風邪の薬で眠気がでるなど、色々な個性があります。花粉症などの鼻炎の薬も眠気が出やすいものもあります。
家庭医とは、その人その人による違い、それをわかってくれるそんな家族のような存在です。
糖尿病や高血圧、高脂血症などの生活習慣病。
よく、患者さまから、お薬は飲み始めるとずっと飲まないといけないんでしょう?と訊かれることがありますが、多くは高くなってしまった血糖値や血圧、脂質の値を一時的に下げてくれるだけで、それを飲んだからといって風邪薬のようになおるものではありません。しかし、そのまま放置することにより、動脈硬化が進行してしまうため、体内環境を整備しながら、どのような改善策があるか、その人その人にあった生活習慣や食事内容の管理と指導を行っていきます。
内服治療や吸入治療のほか、慢性呼吸不全の方の呼吸法や日常生活での指導や在宅酸素療法を行っています。
慢性腎臓病とは?
高血圧、糖尿病、高脂血症などの危険因子が存在すると、慢性的な腎臓の血管の障害が潜在的に起こり、慢性腎臓病をおこします。その結果、体液調節障害と血管内皮障害が動脈硬化を促進し、腎機能障害・心血管系の障害につながります。慢性腎障害のステージの進行とともに、貧血やカルシウムの代謝異常がおこります。腎障害が進行し、腎不全に至る前に、早期の慢性腎臓病の段階での対処が必要です。
すでに、腎不全に進行された方への食事療法や内服調節など透析導入前の保存期の管理も行っています。
以下のような症状がある場合は当院のリウマチ/膠原病専門医へ御相談下さい。
他にもさまざまな症状の組み合わせが膠原病の症状である可能性があります。
俗にいう肩こりや腰のこり感覚とは、筋肉の異常緊張と循環障害によって生じるものですが、原因は過度の運動や長時間一定の体位を続けることでよくみられます。ひどい咳のかぜのあとの頭痛に、この筋緊張が関与していることもあります。
肩こりや腰痛で筋肉が緊張した部位を押さえると、痛みを感じることがしばしばあり、圧痛点と呼ばれます。
肩こりや腰痛部位には、この圧痛点を有することが多く、持続性のこりと痛みを生ずるため、この圧痛点をブロックすることにより、除痛効果と局部の血流増加による発痛物質の局部からの排泄を促し、鎮痛効果のほか消炎作用を発揮し、肩こりからの頭痛や腰痛に効果があります。そのほか温熱治療もご用意しております。
温熱効果により、局所的・全身的な循環が改善されて、発痛物質が除去される効果のほか、組織温度の上昇による筋弛緩効果、自律神経反射の改善による疼痛の改善が期待できます。
肥満による睡眠時無呼吸症候群や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病、脂肪肝による肝障害や腰痛・変形性膝関節症などは、減量が一番の治療効果を発揮するので、減量指導をうけることをおすすめします。当院では、日常生活のなかで、無理なく、その方の生活リズムに合わせた形での指導を行います。女性スタッフならではのアドバイスもあり、腰痛や関節痛などがあるため運動での減量が困難なかたにも、おすすめです。
自分は意志が弱いからたばこは止めれないんだとあきらめてはいませんか?
どうしてもたばこはやめられないとあきらめてはいませんか?
最近どこに行っても、肩身が狭く、そろそろ禁煙を考えていませんか?
たばこがやめられないのはニコチン依存症という病気です。
脳にはニコチンが結合すると快感を生じるニコチン受容体があります。
タバコを吸うとすぐにニコチンが血液の中に入り脳に達し、ニコチンがニコチン受容体に結合すると、快感を感じさせるドパミンが放出されます。そのため、タバコを吸うとその快感からもう一度タバコを吸いたくなります。喫煙を繰り返すうちに、タバコをすわないでいるとイライラなどのニコチン切れの症状が現れるようになります。この状態がニコチン依存症です。
新しい禁煙補助薬チャンピックスの内服薬での禁煙治療を行います。
今までの禁煙治療は、ニコチンパッチやニコチンガムなどニコチンを含む製品が使われていましたが、ニコチンを含まない飲み薬を飲んで、禁煙治療を行います。
新しい禁煙補助薬チャンピックスのホームページへ
保険給付の対象者は以下の四項目の条件に全て該当する喫煙者です。
1.ただちに禁煙を考えている方
2.ニコチン依存症のスクリーニングテストが5点以上
3.一日の喫煙本数×喫煙年数が200を超えること
4.禁煙治療を受けることを文書により同意すること
他のがんと違い、子宮頸がんはその原因が解明されているがんで、それゆえに予防が可能な病気です。
最近は20代から30代といった若い女性に急増しています。
子宮頸がんは、初期の段階では症状がありません。検診を受けていれば、早期発見ができ、子宮をとったりなどせず治療ができます。
子宮頸がんの原因は、ほぼ100%がヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。
多くの場合、性交渉によって感染すると考えられていて、発がん性HPVは、すべての女性の約80%が一生に一度は感染していると報告があるほどとてもありふれたウイルスです。
このため、性行動のあるすべての女性が子宮頸がんになる可能性を持っています。
現在、日本で接種できる子宮頚がんの予防ワクチンは2種類あります。1つは今までご紹介してきましたサーバリックスであり、これはヒトパピローマウィルス16型と18型の2つの型に感染予防効果を持つものです。このたび、平成23年8月26日に新たにヒトパピローマウィルス(HPV)6型11型が追加となった4価子宮頚がんワクチン:ガーダシルが発売されました。このワクチンはヒトパピローマウィルス(HPV)16型と18型に6型11型が追加となり、HPVの6型11型が発症に関与する子宮頚がんのほかに尖圭コンジローマに対する予防効果も発揮します。ガーダシルの接種対象者は9歳以上の女性となっています。尖圭コンジローマとは直径1~3mm前後の良性のイボが性器や肛門の周りにできる病気です。痛みやかゆみはありませんが、大きくなるとカリフラワーやニワトリのトサカのような状態になることがあり、再発しやすく完治は困難といわれています。また、妊娠中の尖圭コンジローマが母子感染をおこすと、子どもが再発性呼吸器乳頭腫症になることがあります。
接種対象者はサーバリックスは、10歳以上の女性で接種間隔は通常0、1、6カ月の間隔で3回接種します。ガーダシルは9歳以上の女性で、接種間隔は通常0、2、6カ月の間隔で3回接種します。いずれの予防接種も有効な予防効果を発揮するために3回の接種を要します。平成23年3月1日よりサーバリックスは公費での接種が一部の年齢にて可能となっています。公費対象者の詳細はトップページのお知らせをご参照ください。
当院では公費対象者および対象者以外の私費でのサーバリックス子宮頚がん予防接種および私費でのガーダシル子宮頚がん予防接種の受付をしています。
子宮頸がんを予防するためには、定期的な子宮がん検診の受診が効果的です。
また、あなたのからだを子宮頸がんの発症から長期にわたって守ってくれる、子宮頸がん予防ワクチンも有効的です。
当院ではこのワクチンの摂取が可能です。詳しくは当院までご連絡下さい。
肺炎球菌は肺炎をおこすと重症化しやすく、高齢者の肺炎の原因菌として、重要な位置を占めています。
健常であればこの細菌が口腔内に入ってきても、唾液中の酵素により死んでしまいますが、加齢やストレスなどにより唾液の酵素の活性が低下すると、体内に侵入します。
通常、唾液の飲み込みが正常であれば、菌は腸内に入り問題はありません。
しかし、加齢とともに動脈硬化が進行すると、症状がないままに小さな脳梗塞を起こし、この小さな脳梗塞が多発すると、食事中にむせやすくなることにつながります。
この食事のむせは、食道と気管を分ける防御機構がうまくいってないことになり、このむせのときに肺炎球菌が肺に入り込んでいまいます。
健康な気管支では、細菌が侵入した際に粘膜の自浄作用により細菌などの侵入者はのどのほうへ排出され、肺炎が起こらない防御機構がありますが、高齢で免疫が衰えている場合や風邪や慢性気管支炎などで、気管支の自浄作用が弱まっている場合などには感染しやすくなり、肺炎を起こす確率が高くなるわけです。
肺炎球菌には抗生剤が有効ですが、近年、抗生剤に耐性を有する肺炎球菌の出現もあり、肺炎をおこしてから治療するのではなく、肺炎をおこさないように予防することが重要です。
肺炎球菌のワクチンは脾臓摘出者でのみの保険適応となり、一般には全額自費となりますので、費用が必要となります。
ワクチン接種後の抗体持続期間が長いため、1回の接種にて効果が5年間有効です。
尚、接種希望の方は事前に予約をお願いします。
詳細をお知りになりたい方はこちらを クリック (萬有製薬ホームページ) してください。